災害時 ドローンで情報支援!
D-RAT(Drone Rescue Assist Team)
小浜市内外海地区の土砂災害危険個所の
ドローン調査を実施しました
内外海地区まちづくり協議会からの依頼で土砂災害危険個所のドローンによる調査を実施しました。約60カ所の危険個所を3日間かけて撮影しました。
下の写真は、調査結果をデータでまとめたものの一部です。
調査のポイントは、植生や砂防ダムの状況、小規模ながけ崩れの有無などを調査します。これまでだと歩いて山に登らないと出来なかったのですが、ドローンだと短時間での調査が可能となります。
この調査結果は、11月11日13時30分より内外海地区ふるさと祭り(内外海小学校体育館)で発表します。関心のある方は聞きに来てください。
ドローンによる
土砂災害危険個所のテスト調査を実施
2018年5月17日撮影 金ケ崎がけ崩れ危険箇所
■前兆現象や危険情報
先月大分県で発生した土砂災害。雨も降っていない状態で発生した予防が難しい災害でした。警戒区域の存在は十分に認識していても、まったく降雨が無い状況では危険察知は困難だったのでしょう。
■ドローンで調査できないか?
山間部にクラックが入っていたり、立木が倒れていたりと、予兆現象を調べるためには傾斜の強い斜面を登って調査しなければなりません。そして危険個所は多い。そこで、ドローンを活用して調査ができないかと考えました。ドローンならば100m上空までは1分とかかりません。それで予兆現象を捉えられれば、非常に効果が大きいと考えられます。
■敦賀市と協働でテスト調査を実施
しかし、ドローンで本当に予兆現象を捉えられるのか判らないため、敦賀市と協働で土砂災害危険個所でドローンによるテスト調査を実施しました。まだ、映像の分析は行っていませんが、かなりの精度の高い映像が撮ることができました。
■継続して観察を実施
今後は、半年毎に同じ場所を撮影し、植生の変化などを確認していこうと思います。
《 テスト調査実施個所 》
実施日 2018年5月17日(木)
調査場所 敦賀市内で3カ所
① 杉箸町(地滑り危険個所)
② 鳩原町(土石流危険個所)
③ 金ケ崎町(がけ崩れ危険個所)
※日程は未定ですが、この調査で得られた映像を基に、敦賀市危機管理対策課と検証を行う予定です
2018/05/17 福井新聞
共同募金助成事業
新型ドローン・発電機を導入しました
災害時情報支援活動(D‐RAT)
災害時における被害状況を迅速に把握するために、ドローンの整備を進めてきました。今回、共同募金からの助成を受け、より安全に安定した飛行が可能な新型機(PHANTOM4Pro)を導入することができました。
共同募金にご協力いただいた方々に、心からお礼を申し上げます。
これからは、この機材を基に、練習を重ね、災害時に迅速に確実の情報支援ができるよう努めてまいります。
DJI社 PHANTOM4Pro
ヤマハ発電機 HF9HIS インバーター消音タイプ
新聞に掲載されました
多発化する災害に対して、より被害を軽減するためには、適切な予防対策と、迅速な応急対応が重要となります。そのなかでも、救助活動などの迅速な応急対応には、より早く、より精度の高い情報が重要となり、近年、その方法としてドローンを活用した情報収集の効果が認められ、災害対応においてドローンの活用は必須となりつつあります。
当団体は災害についての専門団体であり、水害や地震時の災害対応等についてのノウハウもあり、それらを活かした被害状況の把握(ドローンの活用)も可能であると考えました。そこで、私たちはドローンを活用した被害状況の把握や、立入困難な場所等の情報把握を支援することを目的とする、「D-RAT(「ドローン・レスキュー・アシスト・チーム」の略称)福井」を結成することを決意しました。
今後は、本趣旨に御賛同いただき、活動に参加していただける方を広く募り、操縦技術向上を図るとともに、災害時対応についての基本的知識の習得、必要資機材等の整備などを進め、実践力の向上を図り、必要となった時に十分対応できる組織にしてまいります。
発足呼びかけ人 松森和人(まちの防災研究会 理事長)
パイロットの育成や勉強会など開催予定です!
活動に参加いただける方はメール等にて連絡ください。